すり減ったおろし金

ひとりよがりゲームプレイ記

『スーパーロボット大戦OG -ダークプリズン-』 プレイ記 第9話

第 9 話
モニカ、その愛

シナリオデモ

 なし。今回はいきなり戦闘マップから。

 

戦闘開始

 アル達の頑張りでレクス隊はあえなく全滅した。思わぬ報せにザンボス激おこ。

 念のために、教会に捕らえている王女二人を移動要塞へ移すことにする。

 こりゃ、急がないとヤバくないか。

 

 しかし、既にシュウは間近まで接近していた。隠行の術のおかげで全く気付かれていない。

 が、術がもつのはあと20分程度。脱出の時間も考えると、後5分で教会へ辿り着かなければならない。

 

 戦闘開始。勝利条件は5ターン以内に到達だが、SRポイントを取るには4ターンでいかなければ。

 

 敵の陣容を観察すると、南側を通った方が近いな。こちらから回り込もう。

 ……戦闘がないのであっさり進む。何事もなくSRポイント取得。
 ステージごとに難易度の落差が激しいなあ。

 

 この教会、シュウは以前に訪れたことがあるらしく、どこに二人がいるのかは見当が付くそうだ。
 しかし、結界内では術の効力が低下する。そこで偵察役としてチカも一緒に潜入する。傍目から見るとただの鳥だから怪しまれないし……考えてみるとファミリアって反則的に便利だ。

 

 そしてセニアの登場。移動要塞へ移送される前に接触することが出来た。
 兵士に連行されているところをシュウが影縛りの応用で助ける。
 ……『EX』と違ってチカが下品な言葉で引っ掻き回すシーンはなくなってる。

シュウ
「お静かに。あなたは……セニアですね?」
セニア
「何言ってんのよ。他の誰にみえるっての?」
シュウ
「いえ……しばらく見ない内に美しくなりましたね」

 バカヤロウ! セニア様はいつだってお美しい(略

 

 それはさておき、ここら辺の会話は原典どおり。
 シュウはセニアを連れ出そうとするが、彼女はむしろ追う方の立場なんだけど、と言われ固辞される。
 過去には堂々と王室に敵対宣言してるし、ゼオルートも殺してるしな……。

 

 ここでちょっとした新事実。

 フェイルが決起したことを聞かされ、驚くセニア。通信装置を取り上げられていたので外部と連絡が取れなかったそうだ。

 王都陥落後、セニアはフェイルとしばらく一緒におり、兄とはぐれてシュテドニアス軍の虜囚となる前までは何度かマサキと連絡を取り合っていたらしい。
 もっとも、マサキに心配をかけまいとして詳細は伝えていなかったようだ。

 

 『第2次OG』ではマサキとセニアは連絡を取り合っており、セニアが事前にヒュッケバインを知っていたのもそのためだった。

 が、それなのにマサキは「フェイルが生きていた事実」を知らなかった。セニアが伝え忘れたとしか思えない。これは『第2次OG』で結構突っ込まれた矛盾点だ。

 

 しかし、さすがにフェイルが生きていたのを「心配かけまいとした」という理由で伝えないというのは無理がある。生死不明の方がよほど心配かけるだろう。『DP』でもこの点を根本から修正するのは無理だったようだ……。

 

 おそらく、元々は『第2次OG』でヒュッケバインラ・ギアスに持ってこれるはずだったのではないだろうか。何かの理由でそれが不可能になり、慌てて辻褄わせをしたしわ寄せがこうなっているのでは、と予想する。

 

 ……まあ、それはともかく。逃げる時にはこれを使えとセニアに咒文記憶素子が渡される。まだアカデミーでも開発されていない最新のアイテム。『EX』より一足早く登場だな。
 なるほど、マサキルートでセニアはこれを使って脱出できたと言うわけか。

 『EX』ではメカニックにしてハッカーなセニアをコンピューター制御の牢に閉じ込めたせいでまんまと逃げられたという、かなりマヌケな展開だった。間接的にザンボスの沽券も守られた形に。

 

 ……でも冷静に考えるとセニアの活躍シーンがまた一つ減らされたことになるな。

デュカキスを使うシーンが一度もないし……『魔装機神シリーズ』はともかく、『OGシリーズ』だとデュラクシールの建造以外に見せ場がないぞ、セニア。

 

 さて、セニアは一応シュウに借りが出来た形になり、ここは見逃すことにしてくれた。もちろん、「モニカを泣かせるようなことをしたらただじゃおかない」、と釘は刺す。

 敵対したとは言え、一応信用はあるな、シュウ……。

 

 さて、ようやくモニカ様の出番だ。シュウがいなくなったことで泣き通しの様子。そこへ本人が現れたおかげで「思い残すことはありません」とまで仰る。シュウは軽くスルーして脱出を促す。

 セニアが気がかりなモニカだったが、シュウが安全を保証したらあっさり快諾、ともに脱出を決意してくれた。やはり信用はあるな。

 

 ところで、ここではモニカはシュウを本来の名前である「クリストフ」と呼んでいる。が、本人はこちらの名前の方が気に入っているという理由で「シュウ」と呼んでくれるよう要請し、モニカもそうすることに。

 『EX』では最初からシュウと呼んでいたけど、地上に縁のないモニカがその名を使うのは変だった。確かにこちらの方が自然だ。やはり細かい所を改善している。

 

 目的を果たし、離脱を図るシュウ達。
 慌てたザンボスは周囲へデタラメに攻撃。運悪く弾が直撃してしまい、グランゾンの姿が暴かれてしまう。シュウは戦いもそこそこにギナス山方面へ逃げることに。

モニカ
「はい……あなたを信じておられます」
シュウ
「……言葉遣いが変ですよ、モニカ」

 モニカ……『OGシリーズ』じゃマトモに喋ってると思いきやこれだ。

 

 今回は『EX』と違って5分以内という時間制限あり。
 さらにセニアがいるかもしれないので、移動要塞への攻撃は不可。
 それまでに雑魚だけをどれだけ倒せるかがカギ。

 

 ……とは言え、グランゾンが堅過ぎるので難易度的には楽勝。
 敵がかわいそうなだけ。

 

 密集していておあつらえ向きだ。グラビトロンカノンを使い、トロフィー「一網打尽!?」を取っておく。

 

 頭数を減らしたらザンボスがセニアを盾に投降を迫ってきた。セニアは「そんな策なんて効かない」と忠告するが、ザンボスは聞く耳を持たない。
 当然ながらシュウは気に介さない。そればかりか、「セニアもろとも殺してあげます」と攻撃。これは致命にはならなかったが。

 さらにセニアは「王都テロのきっかけを作ったのはほかならぬシュウであり、ここで自分達を殺すことなどなんとも思っていない」と追い打ちをかける。たじろぐザンボスは結局セニアを牢へ戻し、力づくでの追撃に切り替える。


 もちろんすべてはシュウの演技。セニアが上手く合わせてくれたのもポイント。
 ザンボス……やはりお前もヒヨッコよ。


 敵を片付けつつ指定エリアへ。
 色々試したが、グランゾンの火力が微妙に足りない。移動力も不足気味でターンギリギリ。
 思ったより敵を倒せなかった……移動力のアビリティを用意しておくべきだったか。

 

シナリオエンドデモ

 なし。

 

感想

 シュウの呼び名や、セニアのとっさの機転など、相変わらず良改変が随所にみられる話だった。

 セニアとマサキの通信の件は……もう突っ込まないでおこう。

 

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心配するな。

心配するな。