すり減ったおろし金

ひとりよがりゲームプレイ記

『スーパーロボット大戦OG -ダークプリズン-』 プレイ記 第11話

第 11 話
ノルス奪取

シナリオデモ

 

 ようやくモニカを確保できたシュウ一行。

 今後はアジトで監禁しておいて、そのあとはヴォルクルスの……

 と、うっかりモニカの扱いを喋りそうになるが、シュウに釘を刺されるサフィーネ。珍しく焦った表情。

 

 このままでは愛しのシュウと一緒にいられなくなってしまう。

 危機感を抱いたモニカは、なんと共に戦わせて欲しいと願い出る。

 一応、魔装機での戦闘訓練は受けているそうだ。

 王族が自ら戦うことにヨンは驚くが、

セレーナ
「地上にもいるわよ、そういう人」

 と突っ込まれてシャインのことを思い出す。

 

 『第2次OG』発売前は、シャインはてっきりマサキルートに来てセニアと絡むかと思ってたけど……
 まったくそういうことはなかったなあ。
 代わりにリューネルートで意外に存在感は発揮してたけど。

 

 そもそもモニカが乗る魔装機なんてないとサフィーネは反対する。
 しかし、まだノルスがあるという。
 なんでもレイ型へ改修するために第8工廠に運ばれたらしい。

 旧シリーズだとノルスがいつ頃改修されたのか不明だったが、今回ようやくはっきりしたな。


 後々のことを考え、モニカも魔装機に乗っているべきだと考えたシュウはモニカの提案を受け、ノルス奪取に動く。ここは『EX』と同じ流れ。
 あの時は確か、渓谷マップが舞台で、逃げるジョグの移動要塞を撃沈するステージだったが……。

 

 モニカをも自分の目的のために利用している、そう捉えたアルバーダはシュウに敵意をむける。が、自分も人のことは言えない、と思い直す。彼の因縁というのはやはり……?

 

 ガエンも異論はないようだが、モニカを保護するに一番安全なのはグランゾンに同乗することではないかと述べる。

 もちろん、これにはサフィーネが大反対。

 結局、二人乗りさせるぐらいならノルスに乗せた方がまし、となし崩しに賛成する。

 

戦闘マップ


 第8工廠の付近は既にシュテドニアス軍が抑えていた。
 戦力は移動要塞2隻とそこそこの魔装機。

 

 おお、やっぱりジョグがいるぞ。シュウの章でお相手するのは初めてだ。
 グランゾンを見ても、ジョグはあまり慌てない。
 シュウ達の目的が情勢の混乱であることを見切っているからだ。

 そればかりか、上手く使えばシュテドニアスの助けにもなるとまで踏んでいる。

 ここだけ見ればジョグの方がザンボスより上手だな。

 

 ジョグの現在の任務はあくまで奪取した物資の輸送……
 そのため、戦闘よりも戦域からの離脱を最優先させる。

 シュウ達は移動要塞に取り付き動きを封じることに。

 

 SRポイント取得条件は4ターン以内に敵を20機撃破。
 9割近くの敵機を落とさなければならない。

 結構きついがこっちも強化されてるし……


 アルとセレーナをうっかり隣接させ忘れると言う失態を犯すが、連撃抜きでやってみよう。

 

 って、ジョグ以外も逃げる奴がいるのか!
 プレイヤーフェイズは防御のユニットもいるし……これは不覚。
 アルはシュウと組み、加速しつつ追いかける。

 

 3ターン目まで進んだが、いまだ総撃墜数11機。これでは間に合わない。
4ターン目でグラビトロンカノンをぶちかまし、削ったところを残りで掃討。
 何とかSRポイント取得。ちょっと力技だったな……

 

 後は取り囲んでおしまいだ。
 ……おや、何やら警報が。

 

 出てきたのはジョグ達のギルドーラ。しかも艦を爆破させるだと?
 これは意外な展開になってきた。弐式の時のようにはいかないのか。

 

 勝利条件が変更され、今から3ターン以内に敵を全滅させることに。

 

 移動要塞を変な位置で囲んでしまったせいで、ジョグたち増援はマップ端に一列になって出てきてしまった。おかげでジョグの援護防御が発動しやすくなっている。これは実に面倒だ……
 しかし、こっちの気力も上がっている。正面からの戦いならどうにでもなるぞ。

 

 セレーナに集中砲火が。反撃するものの、ゲシュテルベン改のエネルギーがちょっと足りない。
 資金は命中率と運動性に注ぎ込んでるので……

 

 今回のモニカは幸運か祝福を持っているか?
 『第2次OG』と同じならエースボーナスでも幸運が掛かるはずだし、経済事情もよくなるはず。

 

 結局3ターン目ギリギリで敵を全滅。
 ……思えば、もう1回グラビトロンカノンで削ってもよかったな。

 

 敵は全滅したが、ジョグは「そのまま一緒に吹っ飛んでしまえ」と捨て台詞を残して去っていく。まだ罠は健在だ。
 エルマのスキャンの結果、爆弾の位置が判明。

 ジェネレーターを暴走させているか、爆弾でジェネレーターを誘爆させる気か、どちらかだという。

 後者なら、止めようはある。そう見込んでセレーナは自ら飛び込んでいった。

 

 シュウはアルバーダ達に下がるよう命じる。何か考えがあるようだ。

 もっとも、それより早くエルマが爆弾を発見してしまった。

 どうもシュウの案は不発に終わりそう。

 

シナリオエンドデモ

 場面は変わり、別の戦闘マップ。ノルスを無事入手し、礼を述べるモニカの姿が。
 セレーナも健在だ。エルマの爆弾解除が上手くいったらしい。

 

 思えばバンプレストオリジナルに工作員系キャラはそれなりにいる。ラミアやヴィレッタがそうだ。
 でも、爆弾解除をしてみせたのは意外に少ない。
 『ジ・インスペクター』でギリアムがリクセントの爆弾を解除したぐらいじゃないだろうか。
 セレーナ(とエルマ)の特殊工作員としての面目躍如と言った感じ。

 

 先程のシュウの案、それは出力を絞ったブラックホールクラスターで移動要塞の一部を削り取るつもりだったらしい。
 マサキとの出会いでカバラの制御方法を思い出したのだそうだ。
 これ以降、アジトで調整をすればブラックホールクラスターが使えるとのこと。

 

 カバラはシュウがグランゾンに組み込んでいるプログラムで、アストラルエネルギを利用できるようにするためのもの。『OG』だとプラモ止まりの設定も結構あるんだけど……
 これまたシナリオ面で触れてくるのも珍しい。

 

 あえてすぐに実行しなかったのは、セレーナの勇気に敬意を表して、ということらしい。シュウでも人を立てることがあるんだな。……アルバーダは懐疑的だが。

 

 さて、移動要塞にはレイ型の改装パーツもまとめて詰まれていたようだ。他にも強化パーツがいくつかあるらしい。折角なので全部もらっていくことに。

 

 ただし、移動要塞ごと持って行こうというチカの提案は、目立ちすぎるということで却下される。やはり今回は最後まで母艦無しか……まあ、難易度が高くなって面白いかな。


 ステータスを確認。
 ブラックホールクラスターがようやく解禁。
 やはりALLWだから、ツインの相方はサフィーネのままでいいだろう。

 

 ノルスは未改造。ノルス・レイになるのはまだ後か。
 さしあたり運動性に資金全部を注ぎ込んでおく。

 エースボーナスを得るためにも、まずは生存能力を上げないと。

 

感想

  骨子は『EX』と同じだが、ここでもちょっとした見せ場を挿入している。

 相変わらず『DP』らしい面白い改変のあるステージだった。

 

 さて、次はおそらくテリウスの確保に動くはず。一行の誘拐の旅はまだ続く。

 

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