すり減ったおろし金

ひとりよがりゲームプレイ記

『スーパーロボット大戦OG -ダークプリズン-』 プレイ記 第17話

第 17 話
敗者たちの聖戦

シナリオデモ

 

 いきなり戦闘マップから開始。

 カークス軍らしき部隊がいる。ソルガディの姿もあるな。

 やはり「ジハード」の流れか。

 

 さらにヴァルシオン改・CFが二機もいる。片方に乗っているのはオレグだ。

 ラテルの説明では、タイプCFは破損していた状態で召喚されたようだ。

 この機体をもっと早く手に入れていれば……と悔やむオレグ。

 

 二機とも調整中らしく、もう片方にはノイエDC兵士が乗っている。

 こちらの方が早く動かせたので、先行してカークスの下へ送ることに。

 これがリューネルートの決戦にいたヴァルシオン改ということか。

 

 ヴァルシオン改だけが先行して離脱。あれ、アハマドは置いてきぼりか。

 

 いかに強力な機体とは言え、エウリードとヴァルシオン改だけで鋼龍戦隊に勝てる物か、いぶかしむオレグ。

 カークスには挽回策があり、さらにゆくゆくはこの2機を量産するつもりらしい。

 

 エウリードが複数あるのは周知の事実だが……

 今後、魔装機神の続編でヴァルシオン改が出てくることもあるんだろうか?

 (と思っていたら先日発売の『魔装機神COE』にはタイプCFのデータを基に開発されたヴァルシオーガが登場した)

 

 アハマドは「打開策」とやらの内容を尋ねるが、それはラテル達にすら明かされていなかった。部下にすら明かせない打開策とは、もちろんヴォルクルスを使うことだ。

 既にカークスの命運は見えているが、このまま付き従っていいものか思案するアハマド。

 

 そこへオレグ機のレーダーがある反応を感知する。それは移動中のシュウ一行だった。

 このヴァルシオン改ならば勝てる、そう踏んだオレグたちは交戦を決意し、ラテル達を置いて先行する。

 

 

 一方、シュウ一行を出し抜けにビームの砲撃が襲う。シュウは間一髪で回避。

 今回のシュウはかなり感が冴えているな。

 

戦闘マップ

 砲撃した相手がヴァルシオン改だということをシュウは見抜いていた。 

 シュウを狙ってきたことから、パイロットがオレグだということも予測済み。

 遅れてラテルやアハマドたちも到着する。

 

このマップ、『EX』では決戦に敗れたカークス軍残党と出会うという流れだったが、ここでは決戦と前後したタイミングなんだな。

 

 シュウ達はここで争う気はなく、ラテルもヴァルシオン改をカークスに届けるのが優先だと説得するが、DC再興にこだわるオレグはシュウに帰順を迫る。シュウを屈服させれば、カークス軍にとってこの上ない戦力になるという算段だが……。

 どう考えても無謀です。本当にありがとうございました。相変わらず目先の事しか見えない人だな……

 ラテルとミラも無茶な考えだと消極的だが、レスリーだけはやる気のようだ。

 

 シュウは自分が手を貸さずとも既にルオゾールが手を貸していると明かす。

 無論、ラテルにとっては寝耳に水。動揺が広がる。

 一人アハマドだけはカークスの「打開策」の底が見えたと得心がいった様子。

 

 レスリーは、そもそもシュウがテリウスをさらわなければ、このような劣勢に陥ることもなかったのであり、テリウスを取り戻すべきだと主張する。


 もちろん、テリウス本人はあくまで自分の意思でここにいるとカークス陣営を戻ることを拒否。

 ミラと軽く会話も交わす。ミラの目からは少し逞しくなって見えたようだ。『EX』でもあったやりとり。

 

 さて、ここでシュウ=王族ということがはっきり明かされる。

 もちろんシリーズをプレイしてきた人にとっては周知の事実だけど、OG世界ではそうじゃない。

 特にアルたち地上人が同席している場所で明かされたのはこれが初めてだ。

 

 シュウを屈服させたいオレグ、戦力を消耗してでも正義を通そうとするレスリーと無用な戦闘を避けたいラテルやミラの主張は平行線をたどる。

 結局、シュウとの戦いを望むオレグとレスリーは残留。
 強い奴と遣り合いたいアハマドも残ることになった。

 ラテルとミラはカークスにヴォルクルス教団と手を組んだ真意を問うべく離脱。

 

 ……あれ、『第2次OG』の決戦時にはいなかったよな、この二人。この後、結局どこへ行ったんだろう。

 カークスに忠実だっただけで悪人ではないし、ゴルド・バゴルドのように魔装機神本編側で再登場するといいが……


 ちなみに『EX』でのレスリーは隊の仲間に術をかけてまでシュウと戦わせるという外道な奴だったが、今回はそこまで下種ではなくなった。

 人格がまともな方に改変されるのは珍しいな。

 『第2次OG』のエルデ・ミッテは極悪ぶりに磨きがかかっていたのに。

 

 アハマドは反地球連邦主義者なわけではなく、「地球連邦の支配を良しとしない者全てがDCに好意的なわけではない」と立場を述べる。

 ……アハマドは狂信的なムスリムのテロリストではありませんよというダメ押しなんだろうなあ。不用意なクレームがつく前に予防線を張っておきたいのだろう。

 今回のタイトルが『EX』時の「ジハード」ではなく「敗者たちの聖戦」に変更されているのも同じ理由だな。

アハマド
「ふっ、神の十字軍を名乗る者達を伴っての……か」

 ムスリムのはずだが、十字軍という言葉に抵抗はないのかな。

 

さて、SRポイント取得条件は「ブローウェルを3ターン味方フェイズ以内に撃墜」だとか。
 ヴァルシオン改に正面から突っ込まなきゃならないが……

 

 それがどうした。押し通る!

 

 敵はほとんど雑魚だし……どうせオレグはシュウ狙いだろう。

 

 全機を突っ込ませ様子を見る。……やはりオレグはシュウを付け狙うな。

 残りの敵はどうということはない。

 ノルス・レイが少々不安だけど運動性は強化しているし……

 

 2ターン目、アルバーダがウィングガスト形態の弐式でまずレスリーに一撃。

 防御に専念してるのか。でも所詮ブローウェルの装甲だ。

 3ターン目で解散させ、セレーナの援護攻撃を入れて畳み掛ける。


 弱い。防御してもあっさり削れていく。

 シュウの手を借りるまでもないな、こりゃ。

 

 HPが一定値以下でデモンゴーレム召喚。

 『EX』ではサフィーネから「ばっかみたい」というお褒め冷たい評価を頂戴したのだが……

 今回は逆に「誰にでもできる術じゃないし、魔術士官にしては頑張った方」と一応の称賛に代わっている。

 レスリー謎の救済措置。熱心なファンでもいたのか。

 まあ、それでも弱いんですけどね。

 

 充分に削ったところをヨンとモニカで撃破。

 「正義がぁぁぁぁ!」と絶叫を残して爆死するレスリー。

 が、皆さん特に反応なし。

 レスリー謎の報知プレイ。無関心すぎないか。

 

 「ヴァルシオン改があればグランゾンとも渡り合える!」と豪語していたオレグだったが……ブラックホールクラスターの数発で既にボロボロ。


 こちらが8000ダメージを叩き出せるのに30000ちょっとのHPではね……アハマドの方がよっぽど手ごわいぞ。

 

 しかし簡単なマップだ。街まであるからENにも優しいし。

 いい機会なので他のユニットは街で休ませつつ、残った敵をモニカにお片付けしてもらおう。予知のおかげでかなり躱してくれるのが助かる。

 

 アハマドはアルとセレーナで相手をしてもらう。意外に手ごわいが、装甲が低めなので強敵というほどでもない。

 

 そうこうしてるうちにオレグの頑張りのおかげでサフィーネのHPが40%以下に。   既にサフィーネはエースボーナス獲得済み。精神コマンド「愛」発動。愚かな……

 

 しかもおあつらえ向きにアハマドとオレグが並んでくれた。愛のブラックホールクラスターで仲良く沈んでもらう。

 

 この期に及んでもDCの再興を口にしつつ散っていくオレグ。

 はっきり言って、シュウに命令するなんて行為は「この戦争が終わったら結婚するんだと発言する」より死亡率が高いぞ。身をもって勉強できてよかったね。

 

 しかし、敵キャラクターとしてはどうにも面白みがないキャラだったな……。

 元は初登場と最期を迎える時の2回しか出番がない、目先の事しか見えないキャラだった。今回は登場回数が4回に増えただけ

 色々と良改変が目立つ今作でもこいつの存在感はフォローしきれなかったか。

 

 一方、シュウはアハマドの強い敵との戦いという願望をくみ取っており、「戦うに値する強大な敵」の存在をちらつかせて勧誘する。それが叶うのなら、とばかりにあっさり承諾するアハマド。

 自分の欲望に忠実な奴だと、アルは内心で羨ましい様子を見せる。

 

 さて、残敵を掃討し、モニカも撃墜数が50に到達、エースボーナスを獲得できた。

 内容はやはり「自軍フェイズ開始時に幸運が掛かる」だった。今回はこれとサフィーネの愛ぐらいしか幸運がないから貴重だ。

 シュウと組ませ、幸運グラビトロンカノンで残りの雑魚を掃討。

 10ターンか。結構かかったが戦闘終了。

 

シナリオエンドデモ

 さすがに正魔装機の操者を仲間に引き込むことには反対するガエン。

 アルバーダも「戦うに値する強大な敵」が何者なのか説明を求める。
が、シュウはアルバーダの足下を見てはぐらかす。

 

 その強敵との戦いは、シュウにとって「聖戦」になるという。アハマドはこのわずかなやり取りだけでシュウの真意を察した様子。

 さすがはアハマド神……格が違う。

 ついでに今回のタイトルにもかかってるな。

 

 何気に珍しいアハマドとモニカ、テリウスの会話。

アハマド
「テリウス王子も……
 戦場で頼れるのは自分だけ。よろしいですな?」
テリウス
「さっきまで戦ってた男にそんなことを言われてもな……」

 ごもっとも、テリウス。

 

 ガエンは正魔装機操者を仲間に加えるのは反対のようだが、命令と言われ不承不承ながら承諾する。
 こいつ、シュウの目的を知ったら……やはり敵対するのかな。

 

 これからの行先を問われ、ティーバに趣きヴォルクルスを復活させることだと聞いても、アハマドはさして驚かない。そればかりか、シュウが何をするつもりなのか確信を深めたところで終了。 

 

感想

  オレグの退場、アハマド周りの設定修正など見どころの多いマップ。

 ついでにレスリーの謎の救済も。

 撃墜数を調整しやすく、ここも箸休め的な役割があった。

 

 アハマドが長く使えると助かるが……『EX』の展開を考えるともう後があんまりないぞ。どうなるんだろうか。

 

 

 

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