すり減ったおろし金

ひとりよがりゲームプレイ記

『スーパーロボット大戦OG -ダークプリズン-』 プレイ記 第22話

第 22 話
バイスタンダーズ

シナリオデモ

 

 今度はミツコ・イスルギとの会談。やっぱりシュウには密室での陰謀が似合うな。

 

 『第2次OG』第40話「蒼炎の逆鱗」での会話と同じ内容だが、今回はぼかされた部分が補填されている。

 シュウは、ゼゼーナンが近い内に失脚する可能性があること、彼とパイプを構築しても徒労に終わることを忠告する。

 また、アルテウルに対しては彼がやがて人類の敵になり、スキャンダルに留まらない事態を招くとも予言する。

 なにより、ガイアセイバーズに関わっていたイスルギ重工も無事ではいられない、とも。

 

 いずれもイスルギ重工にとっての損得勘定を刺激しつつの忠告。ミツコのことだから、おそらく自分の被害が最小限になるよう立ち回るだろう。


 またミツコに対し、スレイ・プレスティにこちらのメッセージを持たせたうえで鋼龍戦隊に合流させてほしいと依頼する。

 シュウの持ちカードは6個ある内の最後のトロニウム。そして彼の伝言を受け現れるであろう4体の魔装機神である。

 シュウの本気を承知し、ミツコは依頼を請け負ってくれた。会談終了。

 

 さて、これらの会談にはヨンがいてくれたおかげでスムーズに事が運んだようだ。

 やはりヨンはインスペクターかゲスト絡みの関係者か……。

 

 場所を代わり、シュウのアジトの一室。

 ……意外にいい部屋だな。俺の部屋より。うわーん。

 

 3日後、シュウ達は宇宙に上がり、ゼゼーナンとアルテウルの陰謀を一挙に暴くという。

 

 ……ちょっと語弊があるな。シュウが『第2次OG』でとった手段は、陰謀を暴いたのではなく、「目には目を」とばかりに「でっち上げにはでっち上げを」で対抗しただけだが。

 

 鋼龍戦隊の無実を証明できたのは結局のところ、エンディングでグランド・クリスマスへ連邦軍の調査の手が入ったのが決め手だったし……。

 

 それはともかく、宇宙ではペレグリン級を使えることになった。ヨンの部隊で実験中だった艦で、遠隔操作が可能らしい。

 ん? 母艦が使えるのかな? でも艦長がいないしなあ。

 

 また、サフィーネを通じラ・ギアスにいるマサキやヤンロン達にメッセージを送ることに。これで彼らも現場に現れるだろう。

 

 宇宙へ発つまでには上層部でシュウに対する方針が決まるかも知れない。

 当日、返答が届く。

 上層部もシュウの動向が気になるらしく、動向を監視しろとの命令だった。

 

 また、ヨンが所属していた第3人型機動兵器開発実験団の回答も届く。

 その部隊が表向きMIA扱いで極秘任務に従事しているのは確からしい。

 また、グルンガスト弐式は開発実験団に送ってから行方が知れないということだ。

 一応筋は通っているが……

 

 そもそも誰がその極秘任務を与えたのかはわからずじまいだった。

 そこにはAAAクラスを超えた極秘事項が関わっているのかもしれない。

 

戦闘マップ


 さて、いよいよ本番。冒頭は第44話「特異点崩壊」と同じ流れで、ゲストが出現してから視点が切り替わる。

 

 離れた宙域で事の成り行きを見守るアルバーダ達。

 重鎮をわざわざ引っ張り出したことから、アルはシュウの用意したカードが相当魅力的であることを予想する。

 そこへサイバスターを初めとする魔装機神4体が集う。

 さらにサフィーネが偽造した偽の会見映像が流布され、エルマがそれをキャッチした。

 

 想定外の内容に驚くアル達。そうこうしているうちに交渉決裂、戦闘が始まる。

 テリウスとモニカが一足早く現れる。シュウとサフィーネはマサキ達と共に戦っており、二人は退路を確保しに戻って来たのだった。

 

 と、そこへゲストの部隊が現れる。

 

 ライグ=ゲイオスに搭乗しているのはキナハなる男。何とここへ来て新キャラ。

 口ぶりからしてゴライクンルの関係者か?

ヨン
(……反応が違う……どういうこと?)

 この口ぶりからするとヨンが予測していたのはゲストの正規軍か。となると、ヨンはやはりゴライクンルとは関係ないようだ。ゲストかインスペクターかどっちかと縁が深いのかな。


 ガディフォールのデータにサイバスターと類似点を見出し、興味を持つキナハ。

 手ぶらでは帰れないと部隊を展開してくる。やるしかないか。

 

 SRポイント取得条件は……「3ターン以内に敵を24機以上撃墜」。

 つらいぞ。シュウとサフィーネがいないのはともかく、テリウスとモニカは宇宙適応Bだ……。

 

 しかも敵の位置からしてアルバーダ達はすぐに駆けつけられない。

 ガディフォールが奮闘してくれることを祈るしかない。

 

 運動性は既に最大だが、いまだに武器は改造してないのだ……

 ダメ元でテリウスを突っ込ませるが、やはり決定打に欠ける。

 アルバーダ達に向かってくる方は問題なく始末できるのだが……

 

 結局、あと1機という所で達成できなかった。やり直し。

 よく考えてみれば、スラスターモジュールを持ってるじゃないか。

 ガディフォールとノルス・レイに装着しリベンジ。

 

 ……今度は楽々。ほとんど苦戦することなく敵を減らしていける。

 武器未改造のガディフォールとノルス・レイでも前衛の敵をすべて倒すことが出来た。

 SRポイント獲得。

 

 キナハのステータスを確認。フルネームは「キナハ・ソコンコ」。

 やはりゴライクンルの傭兵か。

 どうにかしてこいつを撃墜しておきたい。敵は35機撃墜で撤退するから、先にゼラニオを潰しておこう。

 

 ある程度敵を倒すとシュウとサフィーネも駆けつけた。

 これでだいぶ楽になる。

 

 ゲスト勢のユニットを確認していて気付いたが、ロボット大図鑑が「電撃スパロボ魂! 2013春号」の文面準拠になっている。細かいな。


 あれによるとゲイオス=グルードはオプションによって飛行可能だったり、オーグバリューはゼブの専用機じゃなく、指揮官用の量産機だったりと色々興味深い情報が書かれていた。

 今後飛行型ゲイオス=グルードやゼブ以外のオーグバリューも出てくるかも?

 

 大量の敵の攻撃を避けつつ、防御に徹するゼラニオのHPを削る。

 想像以上に面倒な作業だったが、我慢して攻撃攻撃……

 5ターンほどかかってやっとゼラニオ撃沈。

 

 さて、残った敵をどうするか。ライグ=ゲイオスを幸運で落とすより、残ったザコを幸運のグラビトロンカノンで落とした方が儲かりそうだが……

 

 いや! 撤退ボスを倒してこそのスパロボだ。ここはキナハを撃破してみよう。

 

 こいつは開戦からずっとグランゾン狙いなので削るのは楽だった。

 問題は35000も一気に減らせるかどうかだが……。

 

 前回と似たような構成で、熱血ワームスマッシュー+愛のエレメンタルフュージョンにガン・スタブレーダーとカイリー・クレイバーで援護してみる。


 ……予想外に強く、撃破できてしまった。そういえばグランゾンは宇宙Sだったっけ。

 

 

 ゲスト軍を退け、一息つく。サフィーネから、先程の映像が魔術によるサンプリングであったことが明かされる。

 もちろんでっち上げなのだが、シュウの目的はアルテウルを快く思わない政敵の動きを活性化させることにあり、目論見通りらしい。

 

 ……『第2次OG』でも、結局その政敵や議会の動きはまったく描写されなかったけどな……テイラー・ケントルムはそのために登場したキャラだと思ったんだが。

 どうもOGは政治劇が中途半端だ。シナリオが破綻しているというほどじゃないけど、面白さに直結していない感じ。

 ゼゼーナンにまつわる陰謀については後ほど話すことにし、まずはヨンのペレグリンとの合流を急ぐ。

 

シナリオエンドデモ

 

 一方、ゲスト陣営。

 ヘブンゲートに帰還したゼゼーナンは、何者かと交信している。

 相手はクェパロクという男。

 ゼゼーナンと対等に話している所を見ると、ゲストか、ゴライクンルの重鎮か。

 

 グランゾンにフェイズシフト理論を使った特異点を仕掛けておいたことが暴露されてしまったが、揉み消す方法はいくらでもあるとゼゼーナン。

 
 地球にはまだゼゼーナンが使っていた人間がおり、始末できたかと尋ねる。

 ゼゼーナンは沈黙で応える。おそらくニブハルのことか?

 

 クェパロクはやはりゴライクンルの人間だった。

 だが、任務はゼゼーナンの監視ではなく地球の動向を監視することらしい。ゴライクンルはウォルガやゾガルとは別に、独自に地球に興味を持っているようだ。

 これは次作に備えた伏線だな……。『第3次OG』でも連中は話に関わってくるんだろう。

 

 今回の作戦ではゼゼーナンの意地もあり、ゴライクンルは手を貸さないよう要請。

 クェパロクはこれを受諾する。結果は知っての通り……。

 

 

感想

 

 ゲストがこれだけ出て来たところを見ると、この後はずっと彼らが敵なんだろうな。また地上に降りるとは思えないし。 ここにきて新キャラが出た以上、ゴライクンルがメインの敵か。

 

 そしてヨンの隠された真相もいよいよ近づいてきた感じ。

 ……まあ、もうほとんど明かされてる気もするけど。

   

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でっちあげ―痴漢冤罪の発生メカニズム

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