第 25 話
白い福音
シナリオデモ
ここしばらく、ゲストの相手をする日々だったアル達。
とはいえ、プレイヤーの関与していない所でもグランゾン無双でアル達は楽が出来たようだ。
そして今回も「自分達が出ることはなかった」とめんどくさがるテリウス。もう突っ込まんぞ。と思ったらメキボスが突っ込んでくれた。
あんたも居候だろうが、と毒づくアルバーダに、ここは俺の所有物だと返すメキボス。
何なのだこの不毛な争い。
ゼゼーナンに対する召還命令はまだ発せられず、時間を持て余すメキボス。もう少しで来ると思われるが……。
一方、ゲストも目立った動きがない。
メキボスは、シュウかコロニーの制圧か、どちらを優先させるかゼゼーナンは決め兼ねていると予想する。
どちらにせよ、今回のゲストはほんとにパッとしない存在だ……。
そこへエルマがやって来た。アルとセレーナにのみ伝えたいことがあるようだ。
意外にもメキボスが気を利かせ、テリウスを連れて退出する。
内容はゲストへの反攻作戦「オペレーション・レコンキスタ」およびルイーナの掃討作戦「オペレーション・アイスブレイカー」の開始が間近というものだった。
チーム・ジェルバの面々はアイスブレイカーの方に参加するらしい。
……んー、チーム・ジェルバ全滅フラグをビンビン感じるぞ。
なおアル達の任務には変更なし。
これだけの情報、やはりシュウやメキボスには話しておくことに。
こちらが上層部と連絡を取っていたことがばれてしまうが……おそらくシュウにとっては想定内で、黙認しているのだろう、と予想するアル。
そこへ突如警報が。ヨンが至急ブリッジへ召集をかける。
地球方面で謎のエネルギー反応があり、謎の光の膜が地球全土を覆ってしまったのだという。地球との通信、データ・リンクは一切不可。
ルイーナの結界は以前として別個に存在していることから、シュウはこれがルイーナとは別の原因による現象だと推測。
むろん、これはバラルの園が浮上したことを意味するが、シュウ達にはバラルに関する情報は何一つなく、原因不明の現象でしかない。
状況を確認するため、地球方面へ向かうことに。
格納庫で待機中、メキボスに連邦軍が動くことを伝える。
ゼゼーナンとの対決はもう避けられない。そして奴がそう簡単に停戦する気がないのも目に見えている。
となれば枢密院の決定を待たずに動いた方がよいのでは、と提案するアル。
セティら知己の身の安全を確保したいメキボスは逡巡する。事と次第によっては単身で行くことも……。
そこへアンノウンの接近警報が。今回はゲストが相手ではないので、メキボスも出てくれるそうだ。なんだ、グレイターキンIIが使えるのか。
戦闘マップ
敵はすべてスナピル。しかし数がやたら多い。こいつらはタフな上に素早くて面倒だ。
ちなみに図鑑にはバラルの名は無し。ってことはバラルに関して今作ではほとんど触れないってことかな。決着は『第2次OG』をやってね、ということなんだろう。
かなり広く散らばっているのでやりづらい。おまけにこいつら、プレイヤーフェイズでは基本的に防御してくる。
こちらは火力があるので何とかなるが。コツコツと減らしていくしかないか。
メキボスを使ってみるものの敵への特殊台詞はない。こりゃ、新録はないみたいだな。
しかしSRポイント取得条件がまだ開示されていない……明らかに増援フラグです。
四凶だと強すぎるな…みっつの神僕のどれかかな。
お約束通り、敵の数を減らすと増援が。数は1機。
シュウは敵のプレッシャーを感じ取る。
それは邪念や怨念ではなく、むしろその逆であった。
イルイの力が見えているのか? 今となっては黒歴史だけど、αのシュウは念動力を持っていたっけな。
どうやらシュウの虚憶を呼び覚ますものがある様子。しかし『α外伝』でシュウは死亡しており、外伝を最後にαシリーズに魔装機神は登場していない。これは不思議……何かの伏線か。
現れたのは鳥型の神僕、カナフだ。なぜか向こうもシュウに注目している様子。
チカ
「も、ももも、もしかして、
あたしを仲間だと思ってるんじゃ……!」
絶対違うよ。
シュウはこれ以上的とやり合うのは得策ではない、と撤退を指示。
それはいつもの論理に基づいた思考ではなく、勘によるものだ。まあ、今回のシュウは勘も研ぎ澄まされているからな。
魔装機神『LOE』第2章言っていた「直感で行動しつつ過たない」という魔装機神の操者の境地に、シュウも近づきつつあるのか。
さて、SRポイント取得条件は「カナフのHPを6ターン目プレイヤーフェイズまでに40000以下」にすること。
が、カナフの出現時既に射程圏内で待機したユニットがおり、おびき出すことが出来ない。1ターン無駄にした……
出来れば撃墜したいがこいつの神僕の盾が厄介。すべての攻撃を1500軽減じゃな……今回は撃墜は無理と判断。SRポイントだけとることに。
適当にやり合って撤退へ追い込む。SRポイント取得と。
残りの敵はセオリー通りモニカの幸運で仕留めておく。今回はちょっと実入りが少なかった。敵全滅を確認して撤退。
シナリオエンドデモ
ヨンが二つのことに気づいた。
一つ目は地球の低軌道下に出現した直径4キロメートルほどの岩塊(バラルの園)の存在。
少なくとも地球の物ではないことは予測できるが……シュウ達にとっては正体不明。
二つ目は、宇宙に集結していた連邦軍の艦隊。今のシュウ達にとっては、こちらの方が重要だ。それはシュウも気づいており、アル達もおそらく知っているのでは、と鎌をかけてくる。
上と連絡を取っていたことを認めるアル。シュウは機嫌を損ねるでもなく、
シュウ
「私にああ言われて、何もしない軍人は優秀ではありませんよ」
と、珍しいお言葉。シュウに面と向かって褒められるとは……美味しい役どころじゃねえか。
彼ら艦隊はオペレーション・レコンキスタ発動のために集結中で、ヘブンゲート方面へ移動しているようだ。そして鋼龍戦隊もそれに同行しているという。
このような状況で作戦遂行を優先していることから、鋼龍戦隊も地球とは連絡が取れず、眼前の目標に集中するしかないのだろうとシュウは推定する。
そしてベストタイミング、と言っていいのかわからないが、枢密院からの応答が。内容はもちろんゼゼーナンの正式な本国召還命令だ。
メキボスは単独でヘブンゲートへ向かうことを決意。
主の身を案じるヨンはついて行こうと食い下がるが、あくまでシュウ達と共に行動するようメキボスに命令され、しぶしぶ従う。
ゼゼーナンとの因縁を清算したいシュウは、ヘブンゲートと鋼龍戦隊の件をメキボスに任せることにするようだ。
シュウが出ていったら向こうが警戒するだけだろうからな。
また、ゼゼーナンとの決戦前にシュウにはやっておきたいことがある様子。匂わせつつ次回へ。
感想
戦闘はここでもおまけというか、消化試合のようなもの。
むしろ全滅フラグが漂ってきたチーム・ジェルバが気にかかる。
そして何より、なぜか会ったことのないカナフの虚億を持っているシュウがポイントだ。
普通に考えれば『第2次α』以外のいずれかの前世で、シュウとガンエデンは出会っている、ということになるが……今後の重要な伏線ぽいな。
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