すり減ったおろし金

ひとりよがりゲームプレイ記

OG新作告知!(2024年3月8日追記)

ムーン・デュエラーズ

2016年になってもOG続編は……と思っていたら

ムーン・デュエラーズ』の発表!

headlines.yahoo.co.jp

 

名称が『第3次OG』ではないとすると、外伝的扱いなのだろうか?

参戦作品はやはりの『J』と、割と順当ではあるけど

意外と言えば意外の『GC/XO』勢。

 

『J』といえば以前に「前編」「後編」で問題点を挙げてみたけれど、

実のところそんなに心配はしていない。

 

何しろ自分のような素人が気が付くのだ。

スタッフは問題点を洗い出してとっくの昔に対策を済ませているはず。

 

本当に気にかかる点があるとすれば

矛盾点の修正に力が入るあまり

キャラ同士の掛け合いがおろそかになる事だ。

 

違う作品同士のキャラが掛け合ってこそ

クロスオーバーゲームは楽しいと思うので。

 

例えば統夜(これからはトーヤか)。

元々民間人だったが、否応なしに戦うことになったというポジションであり、

特にリュウセイコウタ辺りとは心情が通じるだろう。

彼らがトーヤのために何かと骨を折る展開があってもよいはず。

 

カルヴィナにしても、かつての恋人と戦う事になるわけで。

アヤはカルヴィナにアヤなりの立場から助言ができるだろう。

…あるいは、普段はへらへらしてるエクセレン

アル=ヴァンの正体を知って錯乱するカルヴィナ

張り倒してみても、意外性があっていいかもしれない。

『J』的にはマオの立場をカチーナがやればいいのかも知れないが、

丸コピペも芸がないだろうし。

 

カティア達の場合、長年実験体として扱われていたのだから、

(仮にアラドテニアの大食い要素を無理に出すまでもなく)

スクール勢とはその辛さを分かち合うことができるだろう。

 

未プレイなので詳しくはないが、赤月光珠はロボットの操縦などしないで済む、

普通の女子高生になりたいキャラらしい。

そういう意味ではトーヤの境遇には激しく同情するだろう。

あるいは普通の女子高生仲間だと思って近づいたミオやショウコ

それぞれ規格外の存在であることに驚きつつ、気がつけば

ツッコミ役になっていても楽しそうだ。

 

少なくとも自分が見たいのはそういうOGである。

ムーン・デュエラーズに期待を寄せずにはいられない。

 

……しかし、25周年記念第1弾というが、

第2弾は果たして2016年内に出るのだろうか?

 

 

 

 

2024年3月8日 追記

 懐かしくなったので付け足し。

(誰も見る者はいないと思うが)

 

もう8年も前の文章なんだな……

 

 結論から言って『OGMD』は中盤あたりまで

プレイしたものの、以降は積みゲーになったまま、放置している。

 

理由はつまらないから。

 

 スタッフが昔の私の記事を見たのかはどうかは知らない。

確かに『J』における、諸々の問題点は改善してあるように見えた。

 

が、それ以上に粗が多すぎる。

 

 シナリオの大半は

上層部から下命があり、それを黙々と遂行することの繰り返し。

繰り返される会議シーン。

発言するのは指揮官クラスのキャラばかり。

 

起伏なんてない。

『OG1』の頃の、和気あいあいとした雰囲気は残っていない。

 

 ライターはもしかしたら、

軍という組織が粛々と運用される情景が好きなのかもしれない。

 

だが、それをそのまま実装してしまったら、

単調で面白みに欠けるシナリオが続くことに気が付くべきだった。

 

 新規キャラと古参キャラの絡みは片手で数えるほど。

 

 あのハーケンがOG世界にやってきた。それはいい。

なのにロクに喋らず。

 

キョウスケ、エクセレンあたりの「お前が関わらずしてどうする!?」

というレベルのキャラとすら会話がほとんどない。

 

 ダークブレイン軍団の幹部も登場する。

見るからにスーパー系のノリ。楽しそうな奴らではある。

 

だのに肝心の自軍は

「あ、スーパーな連中がまた来たの。あっそ。じゃあ撃破しましょ」

と言わんばかりの塩対応。

 

 統夜とカルヴィナすら全然会話してくれない。

if会話という点では、君たちが一番期待を集める取り合わせだろう。

 

 8年前に予言した通り、裏切りを経験した者同士、

「カルヴィナに声をかけるアヤ」というシチュエーションはあったが、

これも私のようなシロウトですら思いつくようなものだし……

これでカルヴィナとアヤがいい人間関係を築くようなこともない。

 

 統夜に目を向けてみよう。

彼も「いきなり戦うことになった民間人」ポジションだ。

その心労は並々ならぬものがあるだろう。

 

 だが、同じような境遇を持つリュウセイやトウマあたりが気を遣うようなシーンもない。

話し相手はカティアたちで済んでしまうからだ。

ゆえに、逆に統夜は他のメンバーと交流することがなく、孤立してしまっている。

 

 

……鋼龍戦隊は全員、結婚15年目の夫婦か?

 

 それとも

「同僚なんてしょせん仕事で繋がっているだけの人たち、仲良くする必要なんてない」

っていう、悟っちゃった世代の集団なのか。

 

 とても次の話へのモチベーションが続かない。

GBA時代のシリーズが持っていた、

あの和気あいあいとした楽しさはどこへ消え去ったのか。

悪夢を見ているようだ。

 

少なくともOGシリーズの半分はキャラゲーといえる。

キャラゲーがキャラの交流シーンを描かなくなったら終わりだ。

 

 

 

OGシリーズは2024年現在、凍結中……というより、事実上の打ち切り状態にある。

 

聞くところによると『OGMD』の売り上げはおよそ13万本程度だったとか。

 

当然だろう。残念ではあるが意外とは思わない。

 

これで売れるワケがない。

 

 

他のキャラクターもののコンテンツを見てほしい。

  • 自らが生み出したキャラをいかにユーザーに受け入れてもらうか
  • キャラクターの心理をいかにエモーショナルに描くか

というポイントに腐心している。どこだってそうだろう。

 

『OGMD』にはこの努力が見られない。

少なくとも私には見い出せなかった。

 

(『OGMD』が世に出たのは2016年だが、

 当時と今とでこの風潮がそれほど変わっているとは思わない)

 

 そして自分だけでなく、多くのユーザーが見い出せなかったのでは?

 だからこそのこの売上なのではないだろうか。

(前作『第2次OG』の売り上げが29.3万本というから、半減といえる)

 

 『OGシリーズ』が面白くなければ、ユーザーは他のコンテンツに流れるだけ。

他にもいっぱいキャラゲー、ロボゲーはあるのだ。

 

 それでもどういったシナリオ作りをすればわからない、

と言うスタンスを作り手側が持っているとしたら、

このシリーズはもう寿命なのだろう。残念ながら……



 

 あるいはもっとプレイすれば、ちゃんとエモい部分が浮き出てくる、

見えてくるのかもしれないが……

 でもつまんないんですよね。

 

……まあ、いずれプレイするかも。