第 21 話
扉の外
シナリオデモ
さて、ここからは未知の領域だ。
なにやらエルマのサポートで細かい作業をやらされていたアルバーダ。
エルマ
「ゲシュペンストとプファイルIIIは手先が器用ですからね。
ご先祖様は建設機械ですし」
そうそう。OGのマオ社は月面用の作業機械を製造するメーカーから出発してたからな。現場でもこうやってPTをクレーン代わりにすることがあるそうだ。
PTでノルスの改装作業を行っていたらしく、ここからはノルス・レイが使えるようになるとか。第11話で手に入れた改装パーツがようやく装着できたな。
しかし、一向に教団のリアクションがないことを怪しむアルバーダ。
ヨンはシュウの反逆も想定内であり、故意に泳がされているのではと推測するが……。
そんな深刻なアルバーダ達とは対照的に、洗濯するので服を出してくれとモニカ。
いい天気なのでお洗濯をしたいそうな。マイペース過ぎるわ。
そこへ情報収集を追えセレーナとサフィーネが帰って来る。
ここしばらくの情勢はシュウが予想した通りだった。
フェイルロードは即位した後シュテドニアスに宣戦布告。
しかし、魔装機神と鋼龍戦隊に阻止され敗北したのであった。
フェイルを悼むシュウとモニカ。
また、鋼龍戦隊は既に地上へ帰還した後だった。
シュテドニアス側でも送還は行われているようだ。
帰還を要求するアルバーダだが、ヨンは困惑する。
シュウには一緒にいてもらう必要があるようだ……。
しかし、意外にもアルバーダが先にシュウに同行を求めてきた。
妙な所へ放り出されないための保険、ということだが。
が、シュウの方から地上へ行くと言い出す。
アルバーダはシュウに協力し、彼にとっての「敵」と戦うこと、事が済むまでアルバーダもヨンも、上へ連絡は取らないこと……
この二つを条件に地上でも行動を共にすることになった。
また、サフィーネにはエーテル通信機の準備をさせ、中継地点を設けてこちらの現在位置を把握されないよう細工まで施させた。
マサキ達と連絡を取りたいらしい。
特異点崩壊でマサキ達を呼び出した件だな。
戦闘マップ
さて、ついに帰還の時だ。
グランゾンは元の姿に戻ったまま。
地上ではこちらの方が都合がいいし、切り札は最後まで取っておくもの、ということだそうだ。
向かう先は地上でシュウのアジトがある南アメリカだそうな。
ゲートが開くまでの間に、アルにセレーナがプライベート回線で接触してきた。
シュウを拘束しなくてよいのか、という問いに、得策じゃないと返す。
アルバーダはシュウがこれから何をするのか、
きっと上から新たな命令が下るはず、そう予想してシュウの申し出を受けていたのだった。
そう返されて、あっさり引き下がるセレーナ。
それはまだアルバーダがシュウに私的な蟠りを持っているのではないか、という探りだった。
セレーナもそんな気遣いをするようになったか、と感慨にひたるアルバーダ。
以前の彼女は愛想のいい笑顔をしつつ誰にも心を開かなかったらしい。
かなり複雑な過去があったようだな……
しかしいいコンビだ、この二人。前にも言ったが、無理に『第3次α』を再現してプロジェクトTDのメンバーと絡めなくても、独自の路線を切り開いていけるだろう。
さらに、アルはヨンのいたPT開発実験団についても調べるよう命じる。
やはり不自然さには感づいていたようだ。
そしてゲートが開かれ、長かったラ・ギアスの滞在も終わりを告げる。
久々の地上だ。しかし、位置がずれてしまったシュウ一行。
さらに時間までずれたと言うが……?
いきなりどこからともなく攻撃。
ここで出て来るとしたら、ゲストか、ルイーナか、バラルか……
ふたを開けてみれば、うじゃうじゃとルイーナたち。
ま、南極に近いし当然か。
前回の戦闘でかなりの資金が入っているので、かなりの改造が出来ている。
ザコのミーレス程度では相手にならない。
しかしSRポイント条件がまだ不明。嫌な予感がする。
これってメリオルエッセ登場フラグでは……
来るならあまりストーリーに関係なさそうな……コンターギオかウンブラあたりか?
ある程度敵をたたくと、馴染みのある出現エフェクト……
やはりメリオルエッセ! ウンブラか。当たっても嬉しくないぞ。
ウンブラは何やら「稀有な波動」に引き寄せられてやってきたようだ。
彼女の発した言葉から、連中がラテン語を使っていることに気づくシュウ達。
ウンブラのマップ兵器は特殊効果こそないが毎ターン撃って来るから厄介だ。
幸い直撃してもピンチになるほどの威力はないが。
またしてもモニカの幸運で地道に敵を減らしつつ、反撃でプリスクス・ノクスのHPを削っていく。
ここではアルと修理装置を使うヨンが活躍してくれる。
プリスクス・ノクスのHPを30000少しに調整。
ボス撃破タイプは久しぶりだが……上手くいくかな?
さしあたり、シュウの熱血ブラックホールクラスター&モニカの愛のエンジェルウィスパーに、サフィーネのエレメンタルフュージョンとヨンのガン・スタブレーダーで援護させてみる。
……一回で撃破成功した。ついてるぜ。
結局、最後まで連邦軍が現れることはなかった。
余裕が無いということはかなりの苦戦を強いられて要るのかもしれない、とアルバーダ。
ともあれ、情報収集のためにシュウのアジトへ。
アジトは彼が所有する小さな島にあるらしい。
シナリオエンドデモ
何と連絡を取っていたのはルスラン・マカロフだった。
ルスランの奴、随分と顔が広いな……。
だが、情報を収集するにはうってつけの相手だろう。
地球圏はしばらく前まで次元断層に覆われて大変だったらしい。
既に解除されているということは、セプテンプルム突入作戦が成功した以降のようだ。
また、鋼龍戦隊の大統領暗殺の件についても知らされる。
ルスランは直接会っていたこともあり、鋼龍戦隊を信じているようだ。
実際のところ、『第2次OG』では暗殺の確たる根拠や証拠が民間に公開されていないので、議会が簡単に鋼龍戦隊の追撃命令を出したり、民衆が鋼龍戦隊の関与を信じ非難する、という展開には無理があったのだが……
さらにシュウは航宙艦を一隻都合してほしいと頼む。
今後はしばらく宇宙で活動することになりそうだ。
が、ルスランは口止め料とばかりに料金の割り増しを請求する。
値切るシュウ。せ、せこいぞ。……口止め料は1割5分になった。
いい根性してる、とチカ。お前が言うな。
シュウは鋼龍戦隊が行動しやすくなるよう、影で支援することを決める。
そして唐突もヨンを連れてきてほしいと言い出す。
いよいよ彼女が隠している真相がわかるのか……?
一方アルバーダ達視点。
シュウの目を盗んで上に報告を入れるようだ。
とうとうシンフォーニア隊長のご尊顔が拝める。
……優雅な名前とは裏腹に意外にダンディな人だな。
レポートを受け取り報告した結果、まだミッション・デビルは継続。
本来の目的とは違うものの、引き続きシュウの監視を続けよ、とのことだった。
また、万が一第10項に抵触する場合は、上の判断を待たずアルたちの判断で行動せよとの指令だ。
ラ・ギアスに引きずり込まれたのはアルとセレーナだけ立ったらしい。
皆、二人の生還を信じていたとのこと。いい仲間だ。
……彼らの乗機は何なのだろうか。ゲシュペンスト改か?
現在はオーストラリアで別任務に従事しているようだ。
別れを告げるアル達。
一方、ヨンも「マスター」に連絡を取っていた。
こちらも現状維持で任務を続行せよ、とのこと。
しかし、まだ事情を明かしてよい段階ではないようだ。
そこへサフィーネがヨンを呼びにあらわれる。
腕時計の調子が悪い、とごまかすヨン。その腕時計で連絡を取っていたのか。
ギリアムも以前腕時計というか、ウェアラブルコンピューターでPTをコントロールしていたが……
感想
前回で資金を稼いでいたので難易度的にはどうということのないステージ。
宇宙へ出ようとしている所を見ると、特異点崩壊事件絡みでストーリーが進むのかな。バラルやルイーナは本編にお任せか。
しかしルスランがここでも出て来るとは。『OGクロニクル』出身のキャラでは一番出世したんじゃないかな。この調子でいつか壇、光二郎、怜次も出てくれるとうれしいが。
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