すり減ったおろし金

ひとりよがりゲームプレイ記

『スーパーロボット大戦OG -ダークプリズン-』 プレイ記 第24話

第 24 話
ボランタリー・エージェント

シナリオデモ

  前回から引き続き、メキボスによる解説。 

 

 ゾヴォークは複数の国家からなる共和連合であり、枢密院がそれらを統制している。ゾヴォークの中でも規模の大きな二大勢力がウォルガ(インスペクター)とゾガル(ゲスト)であり、メキボスはウォルガの出身であった。

 

 ゾヴォークは以前より居住可能惑星を探して版図の外を探索しており、その過程で未熟な文明を見つけた場合、共和連合に従属させるよう秘密裏に工作を進めるのだそうだ。

 

 それを「大国のエゴ」と非難するアル。

 確かに、どこの文明だって自治の権利があるだろうしな。

 しかし共和連合の設定もかなり固まって来たな。旧シリーズの設定が掘り下げられるのはいいことだ。

 

 さて、そんなゾヴォークが問題視したのが、地球人のアンバランスな軍事技術だった。
 このまま宇宙に進出すれば共和連合の秩序を乱すという理由で地球への干渉が決定される。それだけではなく、他の連中が地球にちょっかいを出していたのも理由の一つだった。

 これはエアロゲイター、つまりゼ・バルマリィ帝国のことだな。

 

 そんな中でゼゼーナンは枢密院に働きかけ、地球との交渉をゾガルが独占できるよう立ち回ることに成功する。ウォルガにとっては先を越されたわけだ。

 しかし南極事件によって目論見は水の泡に。

 その後起きたインスペクター事件の顛末は知っての通り。

 

 命からがら本国へ帰還したメキボスは、全責任を負わされた上にウォルガを放逐されてしまう。枢密院に拾われた彼は地球での出来事を報告。

 地球人の実態を知った枢密院はゼゼーナンに対し停戦命令を下し、メキボスは枢密院特使としての任を帯びて地球へやってきたのだった。

 

 しかし、ゼゼーナンがそう簡単に戦闘を停止するとは思えない。そこでメキボスはゼゼーナンが進めている陰謀、特にグランゾン絡みの情報を掴むため、部下であるガヤットーバ(ヨン)を地球へ単身潜入させたのだった。

 ヨンがシュウ(グランゾン)との同行にこだわった理由もこれで分かったな。

 

 が、シュウが修羅の乱末期に死んでしまったことを知り、途方に暮れてしまう。

 そこをラ・ギアスへ召喚され運よくシュウと出会い……ということだった。

 

 ヨン(ガヤト)はウォルガにいた頃からのメキボスの優秀な部下らしい。呼び名はヨンのままでいい、とのこと。

 地球へは単身やってきたという。一人で地球にやって来て、ここまで誰にもばれずに潜入任務を続けていたのだから相当なものだ。アルも思わず感心する。

 

 第3人型機動兵器開発実験団の装備は、インスペクター事件の時に交戦し、敗れ去った彼らの艦と装備を接収、本国へ送ったのだという。プファイルIIIは未完成だったので、あちらで完成させたのだそうだ。

 地球で設計、ゾヴォーク生まれのヒュッケバインだったのか……凶鳥兄弟の中でも相当に数奇な運命をたどってるな。

 

 ただ、ガン・スタブレーダーはやはりグレイターキンのソード・ランチャーを基に作られた武器だった。シュウも気づいていたとは。

 記憶が完全に戻った後でシュウはそれを調べ、ヨンの正体が確信できたらしい。

 

 さて、全ての事情を聞いたシュウ。彼はもう少し直接的な方法を取るつもりだったようだが、今後のことを考え枢密院に貸しを作ることを決定。『第2次OG』と同じく、グランゾンに隠された特異点の秘密を打ち明ける。

 

 ゾヴォークにとってそれは禁じ手であり、本国から召還命令が発せられるには十分だった。さっそく枢密院へコンタクトを取り、応答を待つ。

 

 そんな中、L4コロニー群へ向かうと思しきゲストの部隊を発見する。

 こちらを発見されたわけではなく、彼らはコロニーの侵攻に本腰を入れるようだ。

 

 発見してしまった以上座視は出来ない。

 ゲストの好きにさせるつもりはないシュウは出撃を決める。

 てっきり静観すると思っていたアルは意外そうだったが、他のメンバーも付き合うことにする。

 ただしテリウスはサボろうとするが、姉に叱られしぶしぶ出ることに。

 お前……「何をするか見届けてやる」などとデカく出ておきながら、みっともねえ……

 

 メキボスは動いていることをゼゼーナンに察知されたくないため、今回は出られない。留守番をしていてもらうことに。やっぱそうなるか。

 

戦闘マップ

 ゲスト軍の指揮官はセティだ。まさかのシュウとの遭遇に少し意外そう。

セティ
「こちらを食い止めるつもりだとしたら……
 意外とお人好しなのかしら、彼」

 あながち間違っていないかも……。

 

 セティはあの現場でゼゼーナンと何を会話していたのか問い質そうとするが、シュウは問い掛ける相手が違う、と取り合わない。

 上司が教えてくれるわけもなし。ゼゼーナンに信用されていないようだ。

 

 一方のセティも内心、「こっちも信用していない」とのこと。

 ……あいつ、「権力を用いた人心掌握術に長ける」んじゃなかったのか?

 ゼゼーナンェ……。

 

 ヨンはセティのビュードリファーに反応する。試作機であることも含め知っている様子。同じ勢力とは言え派閥が違うのによく情報を掴んでいるな……

 

 今回もアルとセレーナで突っ込ませていく。

 敵の攻撃はほとんど苦にならない。

 敵を減らしつつ、後から追いついたシュウがグラビトロンカノンで潰す。

 

 さり気なくヨンの戦闘台詞が変化しており、ゲストの兵器に細かく反応するようになっている。

 データは十分に持っているらしいが、ウォルガでもこいつらと同じ兵器を使っているんだろうか。

 

 アルとセレーナがゼラニオのあたりにたどり着いたので解散させ、個別に攻撃していく。

 グランゾンがほとんど追いつけない。ザコに専念させるか。

 

 が、ターンを進めてみると思わぬ誤算。

 意外にゼラニオがタフで削り切れず、最後の一隻がギリギリ倒せない事態に。

 まあ勝利条件は達成できるけど……ゼラニオはあくまで全隻撃沈させたい。納得いかないのでやり直す。

 

 アルとセレーナは同じく突っ込ませるが、サフィーネとヨンも組ませ、強襲で後を追わせる。

 シュウはやはりザコの相手をしてもらおう。

 プレイヤーフェイズでは防御に徹するザコが混じっていて鬱陶しい……

 

 4ターン目でシュウとモニカを解散させ、モニカ一人で突っ込ませる。

 モニカが意外に強い。

 まあ、運動性を最大まで改造してあるし、スラスラーモジュールがあるので当然だが。
 愛のブラス・ナックルでゼラニオを沈めていく。恐るべし……

 

 最後の一隻だけは幸運が間に合わないので普通にヨンで落とさせる。

 これにてSRポイント取得。

 

 あっさりゼラニオが全滅させられた事に驚愕するセティ。

 悪いな、貧乏くじひかせて。


 戦闘を探知し、連邦軍の艦隊がこちらへ向かってくるようだ。

 余計なもめごとになる前にシュウ一行は撤退する。

 

シナリオエンドデモ

 

 ゲストの司令官セティはメキボスの旧知の仲だった。知り合いとの戦闘は出来れば回避したいメキボス。

 が、サフィーネが昔の恋人か問うと慌てて否定する。なぜかヨンが。

 何とあからさまな。頑張れよ、ヨン……。

 

 メキボスは小規模な艦隊を連れて来ているものの、今は別の場所に待機させている。枢密院の正式な決定が下るまではシュウと同行して情報を収集するつもりだ。

 シュウはゲストの動向を監視するため、奴らの目標であるコロニー付近を遠巻きに周回することにした。

 また面倒が増える、と嫌がるテリウス……お前(以下略

  

感想

 

 メキボスが使えないかと期待したが、やはり無理か……

 今後も手持ちのユニットをやりくりするバランスで行くのかな。

 

 しかし、日常シーンが不足だなあ。

 せっかくラ・ギアス人が宇宙に出たんだし、もうちょっとリアクションあってもよさそうなんだが……。

 アルバーダだって、異星人にB級グルメの洗礼を与えてもいいのよ(期待

 

  ← 第23話感想 第25話感想 →