すり減ったおろし金

ひとりよがりゲームプレイ記

『スーパーロボット大戦OG -ダークプリズン-』 プレイ記 第12話

第 12 話
亡者の栄光

シナリオデモ

  いきなりズィーガーリオンの拘束シーンから始まる。

 ルオゾールがレオナを捕まえている場面だ。

 時系列的にはリューネルート第9話「ヴォルクルスの影」の直前ということになるな。

 

 そこへシュウからの通信が。
 互いの近況を確認しあい、シュウはティーバ、ルオゾールはトロイアの封印を破壊しに行くことになった。
 ルオゾールはテリウスがバランタイン州クサカ市に潜伏している情報を掴んでいた。シュウは封印を解く前にそちらから先に向かうようだ。

 

 そのやり取りを聞いていたモニカ。もう隠し通すことは出来ない。

 モニカはヴォルクルス復活のための生け贄であることが告げられる。

サフィーネ
「ラングランの王族であり、高い魔力を持つあんたは、
 ヴォルクルス様へのこの上ない供物!」
「絶望に打ちひしがれた悲劇の王女、これは見物ね!
 おーっほっほっほ!」

 楽しそうだなぁ(小並感

 

 しかしモニカはうろたえるどころか、「シュウ様のためならば」と殊勝な様子で受け入れる。
 慌てるサフィーネも負けじと、シュウのために何でもすると言うが……

チカ
「サフィーネ様、生け贄って、
 処女じゃないと駄目なんですよ?」
サフィーネ
「うっさいわね! 心はいつも処女なのよっ!」

 「ホモ」は駄目で「処女」はいいのか? どういう基準なんだよ!

 

 しかしシュウはモニカを生け贄にする必要はないようだ。
 必要なのは出来る限り純粋な大きな恐怖と絶望の感情であり、王族の血に拘らなくてもよいという。

 ここら辺は『EX』の「闇のささやき」と同じ流れ。

 そのためにもテリウスの力が要ると言うのだが、モニカはあの子に危険な思いや無理強いをさせたくない、と気遣う様子を見せる。

 『EX』では見られなかった姉らしい気遣いが追加されていて良い感じ。

 

 無論、シュウもテリウスに強要をさせる気はない。

 ともあれ、彼と接触するためにクサカ市へ向かう。

 

 一方、アルバーダ達。


 シュウ本人の記憶が戻っているのではないかというヨンに、過去になにやらあるアルバーダが沈黙する。
 ヨンもその辺りの因縁をすぐに察知。なかなか勘のいい娘だ。

 

 会話の中でヨンの「マスター」の話が出る。
 どうも彼女の上官のコードネームらしいが……やはり裏があるようだ。
 何者なんだろう?

 以前にギリアムか? と予想したけど、どうも違うようだ。

 

 「アルバーダとシュウの関係」というキーワードで妙に違う方向へシフトするセレーナ。
 なるほど……ホモは正義か……
 もちろんヨンが予測していたのは真面目なほうであったが。

 

 セレーナはその予測を、当たらずとも遠からず、と言う。
 南極事件意外の出来事で因縁があるのかな?

 

 そこへサフィーネが次の目的を伝えに来る。
 相変わらずアル達にはモニカとテリウスがどんな役目を担うのか教えられないが、 ヴォルクルスへの生け贄ではないか、と順当な予測に行き着く。
 最終的にアル達もそうなってしまう可能性が払拭できない。

 

 シュウはあくまでテリウスが自主的に同行してくれることが大事なのだと念を押す。今回もシュウが単独で動き、説得を試みるようだ。
 これでヤツの真意が垣間見えるはず、とアルは動向を見守る。

 

 さて、移動画面に切り替わり。

 クサカ市へ向かう最中、敵の待ち伏せに遭う。
 敵はアーマードモジュールで、連邦ではない様子。

 となれば相手はノイエDC残党だろう。オレグだろうか。

 

 シュウはここでもスカウト魔ぶりを発揮し、ノイエDC残党らしき勢力にコンタクトを試みるため、先行する。慌てて後を追うアル達。

 

戦闘マップ

 やはり敵はオレグたちノイエDCだった。
攻撃を仕掛けてはおらず、向こうもシュウに用がある様子。そのおおよその内容を予想しているシュウは、現在自分達がヴォルクルス復活のために動いていることを明かし、仲間に加わらないか、と先手を打つ。

 ついでに「あなた達をヴォルクルスの生け贄にする気はない」とも明言する。
 図らずもアル達が求めていた答えがここで得られた。

 

 オレグは了承するが、ひとつ条件をつけてくる。
 それはシュウにDCの復興の旗印となれ、ということだった。
 しかしビアンが死んだ時、既にDCとの縁は切れたと断るシュウ。

 

 オレグは聞き入れずヒートアップ。
 レーツェルのように然るべき場所で力を振るうべきだった、と諭されても、オレグは受け入れない。


 そうしてオペレーション・プランタジネットに参加した結果、多くの同士を失い自分も死にかけた。
 しかもその功績は全部連邦が持って行ってしまったのだそうだ。

 まあ、怒る気持ちもわかる。

 

 しかしここから判断すると、インスペクター事件の時に連邦とノイエDCが共闘態勢を取ったのは世間には秘密になっているようだな。

 

 シュウはあくまでDCの名にこだわるオレグたちを「亡者の栄光」にすがっているだけ、とにべもない。
 ここでゲストの名称登場。既にシュウはこの時点でゲストの来週が近いことを予期していた。

 ……なぜかヨンだけ驚かない。知っているのか?
 地球側にゲスト襲来の情報を流していたのは
 「グレイ」ことメキボスだったが……そっち方面にパイプでもあるのか?

 うーん、こりゃヨンも怪しくなってきたな。

 

 オレグはラ・ギアスでカークス陣営につきつつ、力を蓄えて再起を図るようだ。ラ・ギアスは表向きは地上へ不干渉だが、興味を持っている者達も多いことにオレグは注目している。……しかし、そこまでアクティブな侵略家がいるかねえ?


 結局協力する気がないシュウに、オレグは事が済んでからもう一度真意を問うと、見逃す構え。

 戦わずに済むかと思えば、アルバーダたちはここで殺すと宣言してくれた。
 色んな意味で融通利かないヤツだ。


 やむを得ず迎撃するしようとするアル達、が、シュウも残って戦うと言う。
 単に利用しているだけではないと知って、オレグは意外そうだ。
 従うふりをして寝首をかこうとしているかも知れない、そう指摘するオレグに、アルは「痛い所を突く」と内心語る。
 やはり、シュウに対して恨みがあるんだな……。

シュウ
「彼らは……私にとって、大事な仲間ですよ」

 思わぬシュウの言葉に驚く一同。
 ここでもシュウの変化が細かく描写されていていい感じ。

 

  さて、ようやく戦闘開始。
 SRポイント取得条件は2ターン以内に15機撃墜。またこの手のヤツか!

 

 ここでもやはりヨンとガエンで敵を削り、アルバーダとセレーナの連撃+闘志で敵陣へ切り込み。
 敵ターンではセレーナに集中砲火。命中率は10%程度……
 のはずが、なぜか当たりまくって撃破されてしまった。

 はいはい、ノイエDCはおりこうさんでちゅねー。

 

 やり直し、マキシ・ブラスターの反撃で削っていく。
 リオン、ランドリオンが前へ出てくるが……
 出来れば資金を持っているヘビーバレリオンを優先して倒したい。

 

 前に出てきた雑魚どもを援護攻撃を使って上手く料理、
 シュウの気力を調整してグラビトロンカノンを使う。


 ……あまり考えずに進軍したので味方巻き込んでしまった。
 「私にとって大事な仲間です」とか言っていた気がするが、まあいい。
 これがシュウ流の気遣い方です。

 

 敵の数が大分減らせたので、2ターン目のエネミーフェイズで何とか達成。
オレグ自身は弱いので何とでもなる。今更ガーリオンじゃあねえ……

 

 ヨンと戦わせて見た所

ヨン
(志は高いけど、目先のことに囚われがちな人ね……)

 正鵠を射た評価だ。

 まあ出番が増えたことで『第2次OG』よりまともになった気もするが……所詮ただのネームド敵以上の存在ではないよなあ。

 ガーリオンは放っておいて、敵を減らして撤退させる。ヘビーバレリオンが硬くて結構残してしまったがまあいいや。

 

 敵撤退後、シュウの口から出た「仲間」というフレーズに内心驚くアルバーダ。

 そんなアルを知ってか知らずか、シュウはカークス軍との接触を避けるため迂回路をいくことにした。セレーナとサフィーネにはまた情報収集をやってもらうことに。

 

 敵にメカフェチの兵士でもいれば色仕掛けが出来るかも、という話題からセニアに話が飛ぶ。魔装機やコンピューターの設計も手掛けていることが触れられる。

 ……とか言っても、『OGシリーズ』だとデュカキスは名前すら出て来ないけどな!

 

感想

  姉思いのモニカやシュウなりの仲間意識がクローズアップされており、小粒でもよい話だった。

 そしてオレグの中途半端さも……

 

 

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だれでも一度は、処女だった。 (よりみちパン!セ)

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ともに戦える「仲間」のつくり方

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